まじめなとんでもない世界――宇宙に広がる意識のさざなみ

· 奥健夫著/46判136頁、カラー42頁、本体価格:1800円/ISBN978-4-87525-255-9

left,画像の説明

■現代物理学は真剣に、しかしつい最近までは考えられなかったとんでもない世界に突入している■我々の意識とこの宇宙の存在とが、深く密接につながっている――そんな世界が現実味をおびてここに語られているのである■それは著者の独断でも何でもなく、世界の物理学界をリードする人々の論文に基づくもので、現代の宇宙論的叙事詩ともいえよう。

=もくじ=
序 章 量子と意識
第1章 量子論のはじまり
第2章 物理に意識が入ってきた
第3章 宇宙のつながり――非局在性
第4章 量子論の進展
第5章 量子神経科学
第6章 量子心理物理学
第7章 量子存在論
第8章 全宇宙の情報と意識
第9章 科学哲学への道――人生の目的
終 章 宇宙に広がる意識のさざなみ

著者略歴
奥 健夫
1965年生。東北大学大学院原子核工学専攻修了(工学博士)後、京都大学大学院材料工学専攻・助手、スウェーデン・ルンド大学国立高分解能電子顕微鏡センター・博士研究員、大阪大学産業科学研究所・助教授、ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所・客員研究員など。現在、滋賀県立大学工学研究科材料科学専攻・教授。