冠光寺眞法 ――キリスト伝来の活人護身術

・保江邦夫(練習風景を初公開)/55分、本体価格:10,000円(定価10,800円)

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●■冠光寺眞法はイエス・キリストが魂の救世主として行った活人術であり、襲いかかる敵をも愛することができる内面の穏やかさがもたらすキリストの護身術として、ハリウッド映画『キングオブキングス』においても見事に描かれている。
 キリストの十二使徒の一人であり『トマスの福音書』を残した聖トマスは、他の使徒からの迫害を逃れるために東方へと布教しながらインド北西部にまで辿り着いたとされ、一説では今日達磨大師として崇められている人物だったといわれている。中国では景教、日本では大乗仏教として知られるキリストの真の教えを広めていったその人である。その聖トマスはキリストの活人術をも受け継いでいたと考えられる。その根拠として後に達磨大師がインド武術や中国武術の祖としても崇められるようになったことが挙げられる。
キリスト没後のヨーロッパにおいて活人術はごく一部のカトリック修道院において「荒行」として細々と伝承されてきたが、現代まで唯一それを継承していた隠遁者様と呼ばれるスペイン人修道士が神の声に従って日本に渡ってきたのを最後に、その姿を消してしまっていた。幸いにも、一人の日本人が隠遁者様から直接に活人術を授けられていたため、かろうじて失伝を免れることになったのである。
攻撃してくる敵から身を守る護身術としてだけでなく、その敵をも愛し改心させる活人術としての常識では考えられない不思議な技の効果は、見る者に畏敬の念にも似た感動をもたらしてやまない。これまではごく少数の限られた門人達しか目にすることができなかった冠光寺眞法の技法体系だが、このたびそのように精妙で崇高な技の数々を可能にするための原理や理論までも含めて多くの人々に公開することとし、日頃の冠光寺眞法稽古の様子をそのままビデオDVDに収録した。 高い志を抱いて様々な武道の修行に明け暮れる日々の中に多くの疑問を持ち始めた皆さんだけでなく、魂にわが身を委ねることによって活き活きとした人生を送りたいと願っている方々の目に留まることにより、冠光寺眞法がわずかでも足下を照らす一助となればこれにまさる喜びはない。

共に光のあらんことを
●ダイジェスト版