更新日:2018/5/21

近刊

近刊

なるほど物性論  6月上旬刊行予定

村上雅人著/A5判 上製 360頁/本体価格 3000円/ISBN:978-4-87525-340-2

■電気伝導性をも含めた固体の性質を理解するためには、量子力学に基礎を置いた固体物性論の知識が必要となる。その根幹は、電子には粒子性だけでなく、波の性質があるという事実である。
■さらに、電子はフェルミ粒子であり、ひとつのエネルギー準位に1個の電子しか入れないという性質を有する。このため、絶対零度でも温度に換算すれば70000Kを超える高いエネルギーを持った電子が存在する。
■そして、エネルギー空間においてではあるが、格子との相互作用によって、エネルギーギャップが生じる。このギャップの存在こそが、良導体や絶縁体、半導体の電気的性質を決めている要因である。
■本書では、電子が波であるという量子力学の考えを基礎として、固体内の電子の挙動を明らかにしている。(本書「はじめに」より)

目次
はじめに
第1章 オイラーの公式と波数
第2章 量子力学とフェルミ分子
第3章 自由電子モデル
第4章 結晶構造
第5章 逆格子空間
第6章 格子振動
第7章 周期ポテンシャル
第8章 バンド理論
第9章 タイトバインディング近似
第10章 電子の運動
第11章 半導体
第12章 磁性
第13章 強磁性
第14章 誘電現象
索引

地球を脅かす化学物質 -発達障害やアレルギー急増の原因   7月上旬刊行予定

木村ー黒田純子著/46判 並製/208頁/本体価格:1500円/ISBN:978*4-87525-341-9

日本はOECD(経済協力開発機構)加盟国のなかでは韓国と1.2を争う農薬多様国なのです。国産野菜だからと、安心はできません。さらに日本で問題視したいのは、日本ミツバチがいなくなった原因とされる浸透性ネオニコチノイド系農薬が許可されていることです。
すべての生物の体内は精密化学工場のようなものです。細菌から人間に至るまで体内で作られ、作用する基本的な物質はほぼ同じです。虫類にのみ害があり、人間には無害という物質はほとんどないに等しいといえます。この本では、最新の論文を丹念に調べ、初心者の方でもわかりやすいように丁重に地球における化学物質の現状を解説しています。

もくじ
 はじめに 美しい自然と子どもたちの未来
1章 合成化学物質と原子力発電の光と影  
  1.環境化学物質にさらされている日本人 17
  2.ホルモンと脳を攪乱する環境化学物質 23 
  3.農薬や環境化学物質による自然破壊 30
  4.プラスチックによる人体汚染と環境汚染 33
  5.福島原発事故の負の遺産 39
2章 人工化学物質の氾濫――環境汚染を教えてくれた三つの教訓 
  1.『沈黙の春』の重大な警告 46 
  2.『奪われし未来』環境ホルモンは事実だった 50
  3.『ハチはなぜ大量死したのか』と浸透性農薬 52
3章 環境ホルモンにさらされる人間
  1.体のなかのホルモン 58
  2.環境ホルモンによる攪乱作用 60
  3.オキシトシンは愛のホルモン 65
4章 脳の発達と環境化学物質
  1.脳の構造と働き 68
  2.脳は複雑精緻な化学情報機械 68
  3.脳の発達には環境が大切 74
  4.脳の発達を阻害する環境化学物質 80
5章 胎児期の環境が将来を決める  1.エピジェネティクスとは 84
  2.DNAを合理的に使うシステム 86
  3.受精後に起こる劇的な変化 89
  4.エピジェネティクスを阻害する人工化学物質 90
6章 地球生命の歴史38億年
  1.単細胞から人間まで共通する生理化学物質 94
  2.物質の輪廻転生――循環する化学物質 96
  3.自然界の循環を攪乱する環境化学物質 97
7章 人間と細菌の体内共生 
  1.マイクロバイオーム 99
  2.分かってきた腸内細菌 102
  3.注目の腸管免疫 105
  4.子どもの発達に重要な腸内細菌 109
  5.腸脳細菌連関 110
  6.腸内細菌を脅かす環境化学物質 112
8章 環境化学物質が人体に入る三つの通り道 
  1.口から入る化学物質 117
  2.呼吸から入る化学物質 123
  3.皮膚から入る化学物質 128
9章 農薬が生命を脅かす
  1.農薬の歴史と種類 131
  2.脳神経を標的とした殺虫剤 133
  3.アセチルコリン系を脅かす殺虫剤 136
  4.脳の発達異常と殺虫剤 137
  5.浸透性農薬が生態系を破壊する 142
  6.除草剤と遺伝子組換え作物 146 
  7.環境ホルモン作用をもつ殺菌剤 151
10章 原子力発電が地球の未来を脅かす
  1.低線量長期曝露の影響 159
  2.内部被曝の危険性 161
  3.子どもの甲状腺癌と出生異常 164
  4.福島原発事故による自然生態系への影響 166
11章 危機的状況からの脱出
  1.日本の化学物質の法規制――世界との比較 173
  2.環境化学物質の問題は科学技術の進歩では解決できない 176
  3.子どもの健康を守る――予防原則が大切 179
  4.個人でできること 181
  5.東京オリンピックを契機に「有機・無農薬農業」へ舵取りを 184
 終わりに 「べつの道」へ
 あとがき
 文 献

マダガスカルの自然史

長谷川政美著/A5判 上製/

詳細後日更新

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