わかってしまう相対論

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相対論と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか。
「難しい」「天才アインシュタインだから出来た」というイメージをお持ちの方の多いのではないだろうか。
しかし、相対性理論は実際には中学レベルの数学力であっけないほど簡単に導きだせる。付け加えれば、アインシュタインが特殊相対論を発表する以前に、その基礎となる観測結果は既にあり、理論もほぼ完成していたのだ。
本書は、特殊相対論を本格的に解説し、あの有名なE=mc2を導出する。
ついでに、一般相対論の概要に触れたり、この宇宙の結末を考えたり、4次元空間やタキオンを想像して遊ぶこともできる。
「物理とはおもしろくて、『なぜ』を解決していけばわかってしまうものなのである。」

もくじ
プロローグ
第1章 光ってなにもの?
第2章 はじめに光速度ありき
第3章 質量はエネルギーである
第4章 特殊から一般へ
第5章 一般相対性理論
第6章 相対論・浪漫
第7章 暗黒の穴
第8章 メタ相対論
エピローグ

著者略歴
福士和之:1958年北海道生まれ、弘前大学理学部物理学科卒業。制御用計算機のエンジニアとして現在に至る。
物理好きが高じて、そのおもしろさを広く一般の人に知ってもらいたくて、物理エッセイを書いている。
物理学喫茶室