モスクワの数学ひろば2 ―幾何篇/面積・体積・トポロジー

・ゲイドマン他著・蟹江幸博訳(蟹江幸博監修)/A5判182頁、本体価格:2000円/ISBN978-4-87525-238-2

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●■オイラーの流れをくむロシアの数学は、若い才能を育てることにも力をそそぐ伝統がある。1934年からモスクワ大学で高校生向けの公開講座が開かれ、コルモゴロフ、ゲリファント、ポントリャーギンなど伝説的な数学者が講義をしてきました。その伝統を受け継ぐモスクワ独立大学での講義から、選りすぐって翻訳。■本巻は、次の三つの話題からなる:ゲイドマン「多角形の面積」、サビトフ「多面体の体積」、スミルノフ「閉曲面を巡って」。■ユークリッドの平面幾何、空間幾何、閉曲面の位相幾何(トポロジー)である。前の2つは長さ、角度、面積など測ることができるものが活躍する幾何学で、3番目は伸ばしたり縮めたり裏返したりしても変らない図形の性質を調べる幾何学である。