モスクワの数学ひろば4 ――解析篇/微分積分・物理の問題

・チホミロフ他著・田邊晋訳(蟹江幸博監修)/A5判156頁、本体価格:1800円/ISBN978-4-87525-240-5

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●■オイラーの流れをくむロシアの数学は、若い才能を育てることにも力をそそぐ伝統がある。1934年からモスクワ大学で高校生向けの公開講座が開かれ、コルモゴロフ、ゲリファント、ポントリャーギンなど伝説的な数学者が講義をしてきました。その伝統を受け継ぐモスクワ独立大学での講義から、選りすぐって翻訳。 ■本巻は、次の2つの話題からなる:チホミロフ「微分法――その理論と応用」、シュービン「物理問題の数学的解法」。■前半は、微分積分の初歩を歴史的背景なども込めて魅力的に提示したものです。微分積分が、より深く自然法則を理解するために不可欠な道具を提供していることを実感できます。後半は、微分方程式の初歩に精通すると同時に、古典物理学の重要な概念にも触れることができるよう配慮されています。