子どもの深層

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子どもの世界、それは無意識の大きな生命力に動かされたファンタジーの世界。
それを理解することは、子どもの成長にとっていかに大切なことか。
子ども時代の記憶の断片や、詩や、お伽話、神話などの中にある表現を通して、子どもの心を理解しようとする試みの一つ。
そして、子どもに特有な世界の表現を身につけて、実際に子どもたちと一つの世界を共有し、理解しあった人たちの体験的な話を集めた本である。

もくじ
はじめに
第一部 ウロボロスの世界
第一章 お化けの好きな子どもたち
内なる生命力/無意識と怪獣/フロイトとユング/フランシス・ウィックス夫人
第二章 子どもにもタイプがある
外向と内向/四つのタイプ――思考・感情・感覚・直観/各タイプの相違
第三章 想像上のお友だち
自分との語らい/まっくら闇とキラキラ星 
第四章 無意識的な親子のつながり
親子の縁/同一視と投影

第二部 妖精たちの住むところ
第五章 お伽の国に遊ぶ子どもたち
桃太郎の鬼ヶ島征伐/桃太郎の誕生/鬼ヶ島の光景/影の領域
第六章 夢と心のかかわり
子どもの夢/夢とファンタジー/夢の中の子ども
第七章 天翔ける子どもたち
子どもと宇宙/成長の苦脳/上昇のイメージ/永遠の少年/かぐや姫の二面性
あとがき