川勝先生の初等中等理科教育法講義
講義編
上巻>
もくじ
はじめに
第1章 何のための理科教育か
第1講 科学リテラシーの時代の理科教育
第2講 すべての人々のための理科教育の社会的意味
第3講 ヒトが人になるうえでの理科教育の役割
第2章 良い理科授業とその評価基準
第4講 学びあいがあるか
第5講 科学する授業になっているか
第6講 認識の変革があるか
付録1 あの原発の事故は文明の転換を迫っている
付録2 学習が参加であるということの意味
付録3 何が彼女をそうさせたか
下巻>
第3 章 よいカリキュラムとその評価基準
第7 講 方向目標はあるか
なんのためのカリキュラム改革か
植民地型教育からの転換
方向目標をもったカリキュラム
方向目標をみつける
第8 講 到達目標の展開は適切か
到達目標を配置する
到達目標と方向目標との、のぼりおり
到達目標群で領域をカバーする
イメージの方向目標との、のぼりおり
第9 講 問題実験群が認識ののぼりおり構造をなしているか
KIGY の原則
到達目標にのぼりおり
のぼりおりできる知識の構造をつくる
科学と魔術の違い
第4 章 判断力育成への道
第10 講 探究活動の原点
まずは小さな自由研究から
自然観に関わる実験
自分の小さな疑問
学生が参加するこども科学ひろば
お母さんたちの小さな大発見
科学リテラシーの時代の知のネットワーク
第11 講 探究活動
ある学生の研究が教科書の記述を塗り替えた話
エネルギー効率の新計算
英国での探究活動
日本での探究活動
第12 講 科学リテラシーから見た日本理科教育略史 明治初期の科学教育
学制の理想への奮闘
ゆとり教育までの戦後理科教育略史
科学リテラシー教育への国際的模索
日本における理科教育のダッチロール
批判的基礎教育としての科学リテラシー
科学リテラシーの時代の知の判断力
付録1 世界が変わった30 年と私
京都大学基礎物理学研究所・特別講演
2008 年8月9 日
付録2 21 世紀の科学技術を考える
仁科芳雄記念財団・第7 回記念講演
1999 年12 月6日
著者略歴>
川勝博:1969 年 名古屋大学理学部物理学科卒業、愛知県立東山工業高校・千種高校・旭丘高校教諭を歴任
1997 年 国立香川大学教育学部教授となり理科教育教室及び理科教育研究科を担当
2008 年 名城大学総合数理教育センター長、2014 年3 月退職
現在 UNESCO・アジア物理教育ネットワーク(ASPEN)議長
主な社会的活動 大学入試センター併任教授・理科総合A 部門部会長、日本学術会議特任連携会員・理数教育専門委員長、文部科学省・理科の指導力向上にむけた教員養成に関する調査研究委員会委員、国際物理学会連合(IUPAP) 物理教育部門
国際委員(ICPE)、日本理科教育学会理事、日本物理教育学会理事 など
主な受賞 ハンガリー物理学会永世名誉会員、科学技術理解増進分野・文部科学大臣表彰、科学技術賞受賞、国際物理学会連合(IUPAP) 物理教育部門ICPE メダル受賞 ほか
主な著作 『学ぶ側からの力学の再構成』(新生出版)、WAYS INTO NEWTONIAN MECHANICS , Hungary, OKK PRESS 、『 川勝先生の物理授業』(全3巻・海鳴社)、『いきいき物理わくわく実験』(共著、新生出版/日本評論社にて再版)、『授業づくり
で変える高校の教室 理科』(編著、明石書店)ほか