数の理論

・A-M.ルジャンドル著,高瀬正仁訳/B5判520頁、本体価格:8000円/ISBN978-4-87525-245-0

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●■名著・大著の翻訳なる! フェルマからオイラー,そしてラグランジュへと流れる17,8世紀の数論の大河を, 名手ルジャンドルが活写.●目次:序 論 数に関する一般的諸概念/第一部 不定解析に関するさまざまな方法と命題の解説/第二部 数の一般的諸性質/第三部 三個の平方数に分解可能と見なされる数の理論/付 録 解説

著者・訳者略歴
ルジャンドル,アドリアン=マリ
1752‐1833。フランスの数学者。18世紀半ばのパリに生れ(一説に生地はトゥールーズともいう)、19世紀の三分の一を生きてパリで歿した。数論、楕円関数論、オイラー積分、非ユークリッド幾何、解析力学など、数学と数理科学の領域で大きな足跡を残した。啓蒙的性格が際立つ業績に特色が認められ、『数の理論のエッセイ』『楕円関数とオイラー積分概論』等々の著作を通じ、フェルマ、オイラー、ラグランジュたちの手で建設された17‐18世紀の数学の遺産を集大成し、アーベルやヤコビなど、19世紀の新しい数学の担い手たちに数学研究の手掛かりを提供した。フーリエやラプラスとともに、革命前後期のフランスの数理科学を代表する数学者である

高瀬 正仁
数学者・数学史家。昭和26年(1951年)、群馬県勢多郡東村に生れる。専攻は多変数関数論、ヨーロッパ近代数学史、岡潔研究。文芸誌「カンナ」元同人、「五人」元同人、「平成十年代」同人