温泉 とっておきの話

ー目次ー
はじめに
 序    温泉との出合い
第1章 温泉の今昔 ― 歴史と文化から
  温泉発見伝説/古代からある古い温泉地/仏教と温泉
  混浴文化論/温泉街と温泉文化/共同浴場をめぐって
  湯女をめぐって
第2章  温泉の効用と魅力
美人の湯/子宝の湯/傷の湯/目の湯/ハゲの湯/放射能泉/かけ流し信仰/五感に響く/
温泉水と温泉地/温泉の効用
第3章  これからの温泉
温泉の地域づくり/保養休暇を取れる社会に
源泉を大切にして公開を/温泉ジャーナリズムの今
おわりに
登場人物照会

(著者・鼎談出席者略歴)

【あぎし・ゆうこう】 北海道大学名誉教授。医学博士。1931年札幌市生まれ。北海道大学医学部卒業。同大学院医学研究科博士課程修了。専門は温泉保養地医学、内科学。著書・編著書に『入浴の事典』(東京堂出版)『温泉の百科事典』(丸善出版)、『温泉と健康』(岩波新書)など。

【いしかわ・みちお】 日本温泉地域学会会長、温泉評論家。1947年仙台市生まれ。東京大学法学部卒業。出版社勤務後、編集企画会社を設立。著書に『のんびり温泉100湯』、『温泉巡礼』(以上PHP研究所)、『温泉法則』(集英社新書)、『山歩きで楽しむ本物の温泉』(アテネ書房)など。

【かんろじ・やすお】 中央温泉研究所専務理事。理学博士、技術士(応用理学部門)。同研究所所長、共立薬科大学助教授などを歴任。1930年東京都生まれ。東京薬学専門学校卒業。専門は温泉水の分析や水質の管理、温泉資源の保護。著書に『地下水、温泉の分析』(講談社)など。

【いいじま・ゆういち】 信濃毎日新聞編集委員。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。1948年長野県生まれ。北海道大学水産学部卒業。著書・編著書に『健康不安社会を生きる』『疲労とつきあう』(岩波新書)、『温泉の医学』(講談社現代新書)など。

 【とくなが・あきゆき】 長野市開発公社事務局長、日本温泉地域学会理事、長野県環境審議会温泉審査部会委員。1953年長野市生まれ。日本大学理工学部卒業。