産学連携と科学の堕落
・シェルドン・クリムスキー著、宮田由紀夫訳/A5判280頁、本体価格:2800円/ISBN4-87525-232-3
●大学が企業の論理に組み込まれていく。それは「儲かる」ものにしか目が向かず、「人々のために」といった科学は切り捨てられる。大学が金まみれになっていく現状を報告。【エバレット・メンデルゾーン、ハーバード大学(科学史教授)】:大学の研究が企業の論理にどっぷりとつかり、国民の健康福祉の改善への努力を放棄し、かわりに収支決算の論理の虜になってしまったことの不幸な結末を、本書はわれわれに示してくれる。本書は今まさに求められている研究の成果であり、「公共の利益」のための新しい科学の構築を提唱している。