EU野菜事情 ホウレンソウを中心に
三井和子著/46判 208頁/ 本体1800円/ISBN4-87525-254-2
■EUでは、1997年にレタスとホウレンソウについて硝酸イオン濃度の上限を設定。これはどういうことか。日本では硝酸イオンが人体に害を与えるとは考えられていない。■じつは、野菜の硝酸イオン濃度は、おいしさと環境への優しさのバロメーターであったのだ。■ホウレンソウを研究していた著者は是が非でも現地に行って確かめたいと願い、実現。フランス、イギリス、オランダの3国へ行って、生産の現場から卸・小売までを調査。われわれ消費者はもちろん、わが国の農政上も看過できない問題を本書でまとめている